駆虫の対象となる寄生虫

寄生虫感染経路症状人にうつる?
回虫母体、土、糞便子犬・子猫のお腹の膨らみ、下痢、毛づやの悪化うつる(特に子ども)
鉤虫土、皮膚からの接触貧血、黒色便、痩せるうつる(皮膚から)
条虫ノミやネズミを食べることで感染肛門周りに米粒状の片節まれ
鞭虫血の混じった慢性的な下痢うつらない
フィラリア蚊に刺されることで感染咳、呼吸が荒い、心不全うつらない

フィラリアは別の種類の薬で予防する必要があります。詳しくは「フィラリア」の記事をご覧ください。

駆虫のスケジュール

  • 子犬・子猫:生後 2〜3 週齢から開始し、12 週齢まで 2 週間ごと、その後は生後 6 か月まで毎月 1 回。
  • 成犬・成猫3 か月 に 1 回。ノミ・マダニ・フィラリアも同時に予防できる月 1 回の複合スポットオン剤またはチュアブル剤を使用している場合は、別途駆虫する必要はありません。
  • 妊娠中・授乳中の母犬・母猫:一部の薬が適さないため、獣医師の指示に従ってください。
  • 生肉を食べる、よく外出する、狩りをする犬・猫:毎月 1 回。

よくある誤解

  • 室内飼いの猫は駆虫不要? 回虫の卵は靴の裏や衣類に付着して家の中に持ち込まれますし、ノミは条虫を媒介します。室内飼いの猫も同様に 3 か月ごとの駆虫が必要です。
  • 虫が見えなければ虫はいない? ほとんどの寄生虫は便の中で肉眼では見えません。顕微鏡で虫卵を検査する必要があります。
  • 駆虫薬でノミも同時に予防できる? 従来の駆虫錠剤では予防できません。1 つの薬ですべてカバーするには複合製品が必要で、体重や生活環境に合わせてご提案できます。

便検査が必要なタイミング

下痢が続く、便に血や粘液が混じる、痩せてきた、子犬・子猫のお腹が膨らんでいる、といった場合は、当日の新鮮な便のサンプル(親指大、ビニール袋または密閉容器に入れて)をお持ちください。顕微鏡で虫卵を検査し、当日中に結果が分かります。

人と動物の共通感染症

回虫と鉤虫は人、特に子どもに感染することがあります。定期的な駆虫、糞便を片付けた後の手洗い、土の上を裸足で歩かないことを守れば、リスクは非常に低く抑えられます。