なぜチョコレートは有毒なのか
チョコレートにはテオブロミンとカフェインが含まれています。犬の体はこれらの物質を代謝するのがとても遅く、心臓や神経系を刺激してしまいます。カカオの含有量が高いほど毒性も高くなります。
| 種類 | 危険度 |
|---|---|
| ホワイトチョコレート | テオブロミンはほとんど含まれないが、脂肪分が多く膵炎を起こすことがある |
| ミルクチョコレート | 中程度。体重 10 kg の犬で約 100 g 食べると症状が出る可能性がある |
| ダークチョコレート(カカオ 70% 以上) | 高い。体重 10 kg の犬で 20〜30 g でも危険 |
| 製菓用チョコレート、ココアパウダー | 非常に高い。少量でも命にかかわることがある |
症状
食べてから 6〜12 時間 で現れます。
- 嘔吐、下痢、極度の喉の渇き、頻尿
- 落ち着きがない、パンティング(あえぎ呼吸)、心拍が速い
- 震え、筋肉のけいれん、発作
- 重症例:不整脈、高体温、昏睡
今すぐやるべきこと
- どの種類のチョコレートを、およそ何グラム、いつ食べたかを確認し、パッケージも持参してください。
- すぐに 2126 7440 へお電話ください。 体重と食べた量から、催吐処置が必要かどうかを計算します。
- 自分で吐かせないでください。 塩水やオキシドール(過酸化水素水)は食道をただれさせ、誤嚥性肺炎の原因になります。
- 今は症状がなくても必ずご来院ください。催吐は食後 1〜2 時間以内がもっとも効果的で、症状が出る頃にはすでに吸収されています。
病院で行うこと
- 食後 2 時間以内:薬剤で安全に催吐し、その後、残った毒素を吸着するために活性炭を投与します。
- すでに症状が出ている場合:点滴で排出を促し、心拍と発作をコントロールし、体温をモニタリングします。通常 12〜24 時間の入院が必要です。
- 早期に処置した犬は、ほとんどが完全に回復します。
その他の身近な毒物
- ブドウ、レーズン:急性腎不全。少量でも危険で、安全な量はありません
- キシリトール(シュガーフリーのガム、一部のピーナッツバター、焼き菓子):30 分以内に血糖値が急降下、肝不全
- 玉ねぎ、にんにく、ニラ:溶血性貧血。数日経ってから現れます
- マカダミアナッツ:後ろ足の脱力、震え
- アルコール、コーヒー
- 殺鼠剤:数日後に出血
- 人間用の鎮痛薬(アセトアミノフェン、イブプロフェン):肝不全・腎不全、胃潰瘍
- ユリ(猫):腎不全
どれか一つでも口にしたら、すぐにお電話ください。
予防
チョコレートやお菓子は犬が開けられない棚にしまいましょう。クリスマス、イースター、バレンタインなどのイベント時期は特に注意し、お子さんにはおやつを分け与えないよう教えてあげてください。